伝統をまもり、未来へつなぐ。

100日かけて藍葉を醗酵させた染料「(すくも)」を、
堅木の灰汁で溶き、大きな甕に何日もかかり「(ふすま)」や「芋」、
「石灰」、「灰汁(あく)」、「酒」と共に醗酵させ、
その液中で幾度も染め重ねる
「天然灰汁醗酵建藍染(てんねんあくはっこうだてあいぞめ)」
という技法が、四季のある日本で、
1年中藍染が出来るように考え出されました。

雅織工房では、江戸から続く
この「天然灰汁醗酵建藍染」による染色技法にこだわり、
京都で守り続けています。

そして、藍に秘められた力を
先人が長い年月をかけ、築き上げてきた循環社会の中で
どう生かすことができるか日々研究を重ね邁進しています。